10代からうつ病で精神科へ通っていました
現在30歳間近の専業主婦です。
今はかなり良くなり普通の暮らしができていますが、10代の頃にうつ病を発症し、精神科にかかっていました。
幼い頃から両親が不仲で、育児を放棄された状態の家庭環境で育ち、思春期を迎えた頃に見知らぬ人から性的暴行を受け、その時にはもう発症していたのかもしれません。
自分に起こったことを誰にも打ち明けられないまま時を過ごし、18歳になって事務職へ就職をしました。
一番年下ということで先輩方も色々と気にかけてくれる人ばかりの職場だったのですが、その中の一人の先輩が私の状態が少しおかしいことに気づき、精神科の受診を勧めてくれました。
極度の不眠も、極度の気分の波も自分では普通のことだと思い込んでいたので、これがまさか病気であるとは思ってもいませんでした。
気分の波には虚無感、恐怖感など様々なものがあり、ひどい時には会社も休まなければならないほど体も心も全く動けない状態。
とにかく体が動かず、食事やお風呂といった日常の動作もできなくなります。
沈んでいる時には心配してくれる人すらも煩わしく感じてしまうのですが、ものすごく元気な時もあったので、全て疲れが起こす症状だと思っていたのです。
強引な先輩に付き添われて向かった精神科で、「うつ病」であること。そして休養が必要であることも告げられました。
これは病気だったのか。数年間当たり前に起こっていたこの症状たちは、ちゃんとした病名がつけられるものだったのか。
発症は恐らく性的暴行を受けた後だけど、そこに至るまでの家庭環境も大きく関係しているとのことでした。
先輩も私の会社での様子を話してくれたのですが、その話を聞いて初めて自分の顔にほとんど表情の変化がないことを知りました。
笑っていたつもりが、無表情。
早急に入院が必要となり、しばらくは会社も休むことになりましたが、「早く会社に行けるようにならなくちゃいけない」などの焦りは回復のためにも良くないと言われ、結局は退職することになりました。
それから数年間は、入退院を繰り返しながらも通院し、障害者手帳1級のレベルのうつ病とのことで生活保護を受けて暮らしていました。
病院と家を行き来するだけの日々。
人間関係も全てが煩わしく付き合いもなくしていました。
死にたい自分と生きたい自分の追いかけっこの毎日。
今思えば、人間としてギリギリのラインの暮らしだったと思います。
私をそのどん底から救い上げてくれたのは、結婚相手との出会い。それから出産でした。
ありきたりな話かもしれないですが、人を救い、人を変えるのは、やっぱり人なんだと思います。
うつ病にどっぷりと飲み込まれていたあの日々には二度と戻りたくはないけれど、あの最低な頃の自分を知っているから、これからをどう生きていくのか明確に考えられるような気がしています。
うつ病は本人も苦しいですが、その周りの人々も苦しくなってしまう病気です。
大切な人を苦しめたくないという気持ちが、私をうつ病から立ち直らせてくれました。
いつ治るのかもわからない手探りで進むような病気です。
もしも身近にうつ病のような症状の人がいたら、自分で手を貸すのではなく、専門家へ導いてあげることが一番の救いであるように思います。
私自身も、あの時先輩が精神科へ導いてくれたから、自分がうつ病であることを知りどんなふうに向き合うべきなのかを知ることができましたから。
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